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年中組の子どもたちが年長組にむけて『びっくりパーティーうんどうかい』を開きました

2021/03/17

3月5日(金)に卒園する年長組への感謝の会としてミニ運動会がおこなわれました。
この会は年中組の子どもたちが保育者と一緒に考え、準備を重ねてきたものでした。

3月5日から約2週間遡ったある日。保育者は年中組の子どもたちに、年長組がもうすぐ卒園することを伝え、自分たちで何かできないかを“秘密の相談“として投げかけました。
すると「大きい組をびっくりさせたい」「手紙を書いたら?」「パーティーを開きたい」「一緒に宝探しをしたい」等のアイディアが次々に出されました。保育者が「面白そうだけれど、一つの部屋に年中組と年長組が集まると大勢の人になるから・・・」と伝えると、「外でやろう!」「飾りや看板もつけたらいいね」「なんだか運動会みたい」と子どもたち。
友だちの意見を聞いたKくんが「そうだ!びっくりパーティーにしようよ」と言ったことと、「運動会みたい」との発言を受けて、感謝の会を『びっくりパーティーうんどうかい』と名づけ、計画をしました。

そこから連日『びっくりパーティーうんどうかい』に向けて、年中組の子どもたちの準備が少しずつ始まりました。「看板係」「お知らせ係(ポスター作りや年長組に知らせる)」「飾り係」「チケット係」の中から自分がやりたいものを選び、遊びの中で準備を進めていきました。

パーティーの前日。お知らせ係が年長組の子どもたちに『びっくりパーティーうんどうかい』に ついて知らせます。そして年中組の子どもたち一人ひとりが「明日きてね」とチケットを手渡しました。

そして当日。年中組の子どもたちは腕章をつけて準備に取りかかります。地面を平らにする子ども、椅子を並 べる子ども、石を拾い集めて整備する子ども。看板や旗も取り付けられ、次第に園庭は運動会の雰囲気になっていきました。

いよいよ『びっくりパーティーうんどうかい』の始まりです。準備体操をしてから玉入れや、年中・年長が2人1組となっての宝探しゲーム、歌を贈り合うなどの時をもちました。

「今までいっぱい遊んでくれてありがとう。初等部へ行っても頑張ってね。ずっとずっと友だちだよ」最後に年中組の子どもたちが年長組に向けた言葉には、ありがとうの気持ちがたくさん込められていました。そして年長組の子どもたちからは手作りのキーホルダーがサプライズでプレゼントされました。
年中組が初めて全員で準備を進めた『びっくりパーティーうんどうかい』は大成功に終わりました。神さまのお守りの中で、年長組と年中組が一緒に楽しんだ恵み多きひとときとなりました。