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今月の園だよりから 青山学院幼稚園からの園だよりをお届けします。

2016年度

3月のおたより

園長より

 先日の、4月からの入園者を交えた合同保護者会では、女子短期大学の岸井慶子先生のお話を伺いました。先生は幼稚園の現場の経験も深く、お話は明るく、楽しく、意味深く、とても充実したものでした。私もつい自分の子育てを思い出し、もう一度同じ経験をしたいという気にさせられました。
 そのころの私の経験です。私の一番下の子が幼稚園年長のころ、研究でアメリカの田舎町に滞在しました。スーパーにその娘と買い物に行き、手をつないで歩いていたところ、娘は「私、パパのワイフになったみたい。」というのです。おそらく、アメリカの夫婦連れが多い買い物風景のなかで、そんな感想が出たのでしょう。父親としては幸せの瞬間、しかしそれも遠い過去の世界になってしまいました。

2月のおたより

園長より

 新しい年を迎えたあの感激からはや一月が過ぎました。俗に、2月は逃げる、3月は去るとか、春の到来が身近に感じられるころとなりました。実際、年長さんは背丈も振る舞いも、もういつでも初等部に通えそうです。
 春は花々とともにやってきます。梅の花はつぼみも膨らんで、もう咲き始めたところもあるでしょう。2月は椿、3月の雛祭りは桃の花で迎え、新学期のころは桜の季節になります。幼稚園のお庭の草花も、次々と花を咲かせることでしょう。あわただしい季節の中で、神様が備えて下さった自然の美しさに目を注いで参りましょう。

1月のおたより

園長より

 幼稚園のクリスマス礼拝は、年長組のクリスマスページェント。年長組のお父様、お母様はわが子の出番に胸をときめかせたことでしょう。みんな落ち着いて上手にできました。出演者にもドラマがありましたが、ページェント全体が描き出す「救い主」誕生のドラマを心に刻むことにしましょう。
 「救い主」の誕生には、野宿して羊の番をしていた羊飼いと東の方からやってきた占星術の博士が登場します。一方は地域の底辺にいた人たち、他方は他国の知識人たちです。「救い主」の誕生は、その地方の華やかな世界からは縁遠い人々とともに、グローバルな視野を持つ人々たちから祝福されたのでした。

12月のおたより

園長より

 11月16日の創立記念日を過ぎるとクリスマスまで一直線。11月25日の金曜日にはクリスマス・ツリー点火祭がおこなわれました。幼稚園の園児から、初等部の児童、中等部高等部の生徒から女子短大、大学、大学院の学生まで、それぞれの学校の代表が一つずつボタンを押して、青山学院のクリスマス・ツリーの火が増えていきます。
 でも、イエス様の誕生をお祝いするクリスマスは12月25日。これからその日まではアドベント(待降節)、救い主の到来を待ち望む季節です。今年のアドベント礼拝から、幼稚園の説教壇と聖餐卓には、美しい布、オルタークロスが掛けられました。アドベントの季節の色は紫、そこにはいばらの冠の刺繍があります。クリスマスには何色になるのでしょうか。そこにはどんな刺繍がなされているでしょうか。

11月のおたより

園長より

 日本列島にたくさんの台風が押し寄せた初秋の時期も過ぎ、紅葉の季節となりました。学院の銀杏並木も色づき、幼稚園の園庭の柿も収穫の時となりました。昔、誰かが柿も色づきと書くべきところを、姉も色づきと書いてしまった失敗を思い出しました。もっとも、これは園児には理解の難しい冗談です。
 ご家庭では秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。日暮れが早くなりますと、どうしても食事も早くなります。ご家庭でも、お子様方と向き合って過ごす時間も長くなるのではないでしょうか。コミュニケーションを深めるチャンスです。お子様の日々の成長は、日々の新しい会話を導くのではないでしょうか。

10月のおたより

園長より

 先日の保護者会の冒頭、パウロの手紙の一節をご紹介しました。伝道者パウロがキリスト者の生活を、オリンピック競技の例を用いて説明した箇所です。パウロは古代オリンピックで行われたマラソン競争やボクシングを用いて語っています。
 パウロは、賞を得るように走りなさい。神様から朽ちない冠をいただけるように走りなさいといいます。これは、園児の徒競走で、ゴールの先にお母さんが待っていて両手を広げて子どもを待っている姿に似ています。もしも、人生のスタートからゴールまで、すべてを知っておられる神様がいて、自分のゴールを迎えて下さるとしたらどうでしょうか。それは確かにうれしいことではないでしょうか。

9月のおたより

園長より

 今年の夏はリオデジャネイロ・オリンピック、熱戦につぐ熱戦でまだ興奮が残っているかも知れませんね。さまざまな競技では、勝者がいて敗者がいて、喜びがあり、悔しさがありと、大きなドラマが演じられました。しかし、一番の勝者は「世界の平和」ではないでしょうか。「世界の平和」があってこそ、オリンピックの祭典があるからです。オリンピックの開会式では、必ず平和の鳩を飛び立たせなければならないそうです。
 リオデジャネイロを象徴するのは、あのコルコバードの丘の上に立つキリストの像。テレビではキリストの像の解説はあまりありませんでした。古代オリンピックの地には、ゼウスの神殿がありましたが、リオはキリストの愛で人々を包むスポーツの祭典となりました。

7月のおたより

園長より

 全館手作りのテーマ・パークのような、盛大な、ファンタスティックなフェスタが終わって、七月の到来。中等部や高等部はこれから学期末試験の季節ですが、幸いにも幼稚園には試験はありません。幼稚園児は、よく遊び、よく遊べ。夏休みをどう過ごすか、いろんなお楽しみの企画が浮かんでいるかも知れません。
 今年はカラ梅雨ぎみで、はやくも利根川水系の水不足が心配されています。ダムで蓄えることができる水の量は、限られています。毎年、毎年、恵みの雨が必要です。恵みの雨を祈り、感謝するこころも育てていきましょう。

6月のおたより

園長より

 教育には、教えることと、育てること、学ぶものに外側から、未知のものを教えることと、学ぶものの内側から、可能性を引き出こと、この二つの側面があります。英語でも、インストラクションは教えること、エデュケーションには引き出す意味があります。  日本の教育は、外から教え込むことに力を入れてきたが、これからは個人の能力を引き出すことを重視しなければならないとも言われます。学ぶものに自分で考えさせて、取り組ませることを、アクティブ・ラーニングとも言われます。わが幼稚園の遊び重視の保育は、最初のアクティブ・ラーニングといえるでしょう。

5月のおたより

園長より

 九州の熊本、大分では、強い地震が続いています。震度7を記録した地震が前ぶれで、さらに大規模な地震が起こり、その後も激しい揺れが連続しています。被災地の惨状を伝える報道のなかで、動物園の猛獣も精神的に参って食事が進まず、他の動物園に避難するというニュースが耳に残りました。
 トラもライオンも地震で弱っている。人間も弱っている。しかし、人間は強い。人間は助け合いがあり、希望があるとき、困難に立ち向かえます。被災地の子どもたちのことも想像します。このようなとき、子どもたちの笑顔が支えであったとよく聞きます。子どもたちは、親たちの愛を信じて、明日を信じて笑っていられるのです。私たちの幼稚園にも、子どもたちの笑顔があります。その笑顔に応えて、よい働きをしたいものです。

4月のおたより

園長より

 今年はちょうど4月の1日が桜の満開日となりました。青山学院はその日が大学の入学式で、新しい年度のスタートです。幼稚園はそれから10日ほど遅れての入園式ですが、新しい年長組、年中組の園児たちは首を長くして、新しい仲間の入園を心待ちにしていました。
 今年は、リオデジャネイロ・オリンピックがあり、それが終われば東京オリンピックがぐっと近づきます。4年後、園児たちはどのようにオリンピックを迎えるのでしょうか。お子様方に毎日接するご父母の方々は、毎日が精いっぱいで、とても考える余裕はないかもしれません。しかし、4年後は必ず来る。平和な世界を確かにする、オリンピック経験としたいものです。