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今月の園だよりから
2015年度

青山学院幼稚園からの「園だより」をお届けします。

3月のおたより

園長より

中南米でジカ熱という病気が注意を集めています。蚊によってうつる病気で、妊婦がかかると胎児に悪い影響を与えるとのことで、他人ごととは思えません。グローバル化に伴い、人の移動が広がって、地域に限られていた病気が世界中に広がるようになっています。
しかし、感染症は世界の人類は一つという意識を強めます。遠い世界で病気を予防している誰かが、私たちのためにも働いているのです。ひとつの幼稚園でもそうです。誰かの病気はひとごとではない。協力しあって、健康な世界を守ることにしましょう。神さまへの祈りは、その協力の業を支えてくれます。

2月のおたより

園長より

先日のお餅つきは、青山学院幼稚園ならではの光景でした。杵と臼を囲んで園児が円くなってすわり、園児の後ろにご父母が囲む。中央では、餅つき係(?)のお父様とお母様が交代で、園児の掛け声の中で餅をつく。園児たちもみんなでつく。先生たちが仕上げにつくときには、園児の歓声、励ましの声が上がって、お餅つきは最高潮に達しました。裏方の準備や食事の世話をしてくださった方々も、ありがとうございました。
青山学院幼稚園は園児たちだけではなく、保護者のあいだに絆がひろがります。1月30日の大同窓会には、卒園生とともにご父母の参加が歓迎されています。

1月のおたより

園長より

クリスマス、お正月を終えますと、日の光が少しずつ増していき、春の訪れがまたれる時期になります。昨年4月からのそれぞれのお子さんの成長も実感されることでしょう。年長組のみなさんは、もういつでも初等部に入学してもよさそうです。年中組のみなさんは、自分たちが最年長になる自覚も芽生えてくるでしょう。年少組のみなさんは山あり谷ありであったと、この一年の歩みを安堵の想いで振り返るかも知れません。
新しい年が皆さんにとって良い年となりますように。幼子の健康とこころの成長のために、見守るご家族の上に、神様の祝福が豊かでありますようにお祈りします。

12月のおたより

園長より

明日は、クリスマス・ツリー点火祭がおこなわれます。私が奨励を担当しますが、天使がマリアに神の子イエスの受胎を告げる場面を取り上げたいと考えています。聖霊によって授かる命、これはまさしく奇跡ですが、私たち一人一人の誕生も奇跡的です。一組の男女が出会い結婚すること、その一組の男女の間に一人の子どもが生まれることも、決して当たり前のことではありません。同じ父と母であっても、他の誰でもなくこの私が生まれたことは、当たり前ではありません。
神の子の誕生には、神様の深いお考えがありました。それはこの私の誕生についてもそうではないでしょうか。争いと憎しみの世界に平和をもたらす神の子イエス。奇跡的に生まれた私たち一人一人にも、きっと神様のお考えがある筈です。神様に祈りつつ、平安な道を歩んでまいりましょう。

11月のおたより

園長より

今年ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智さんの経歴には驚かされました。農家の長男で父親の許しを得て地元の山梨大学に進学、東京の工業高校の夜間部の理科の先生をしながら大学院で学んだなど、エリートコースを順調に歩まれたかたではありません。
大村さんの業績は、地中の土を採取して微生物を取り出し、微生物が作り出す化学物資から薬品開発することで、これも気の遠くなるような努力の積み重ねと聞きました。大村さんは、ある学者の言葉として若い人に「若いときにつらい経験を与えないと、大人になってから不幸だ。」と語られたそうです。これは子どもを育てるときにも、味わうべき言葉ではないでしょうか。

10月のおたより

園長より

秋に幼稚園に戻って、気が付かれた方もおられるでしょう。夏休みの間に、幼稚園設備の一部を綺麗に整えることができました。うさぎ小屋をリフォームして、塗装を塗り替えました。園舎の長い廊下の庇をまったく新しくしましたので、保育室が明るくなりました。お庭の遊具や藤棚の一部の塗装も塗り替えました。幼稚園舎はお化粧をし直して、元気な園児を迎えたのです。
これら設備の改修には、幼稚園指定の御寄付を使用させていただきました。幼稚園に寄せられた皆様方の御芳志の数々に、改めて感謝いたします。教職員一同も、こころを新たにして秋の保育に取り組んでまいります。
秋に幼稚園に戻って、気が付かれた方もおられるでしょう。夏休みの間に、幼稚園設備の一部を綺麗に整えることができました。うさぎ小屋をリフォームして、塗装を塗り替えました。園舎の長い廊下の庇をまったく新しくしましたので、保育室が明るくなりました。お庭の遊具や藤棚の一部の塗装も塗り替えました。幼稚園舎はお化粧をし直して、元気な園児を迎えたのです。
これら設備の改修には、幼稚園指定の御寄付を使用させていただきました。幼稚園に寄せられた皆様方の御芳志の数々に、改めて感謝いたします。教職員一同も、こころを新たにして秋の保育に取り組んでまいります。

9月のおたより

園長より

家族でアメリカで過ごしていたころ、夏休みの後半になると、町にはバック・トゥ・スクールという言葉があふれていました。学校生活に戻る時期が近づいた、だから必要な買い物を忘れずにしておこう、というメッセージでありました。
幼稚園の皆さんにとっては、バック・トゥ・キンダーガーテン。どんな気持ちで幼稚園に戻られたでしょうか。年長さんは、9月3日から軽井沢キャンプが始まります。この秋も楽しい行事がいっぱい。子どもたちがすくすく育っていくのはうれしいこと。大人もまけずに成長することにしましょう。

7月のおたより

園長より

中央線の中野駅から南に延びる中野通りと青梅街道の交差点近くに、鍋屋横丁という商店街があります。通称、ナベヨコ。このナベヨコは私の幼児の時の思い出の地です。というのは、父に連れられ田舎から上京して、初めて都電に乗ったところだからです。
ところが都電に乗ったとたん、私は大声で泣き始めた! なぜかといえば、都電の窓が私の目より高く、電車に乗っても何も見えない、思いもかけぬ展開にパニックになってしまったようなのです。今年の夏休み、みなさんが親子で過ごす時に、どんな出来事が待っているか、楽しみですね。
6月末のフェスタの準備と実行、ご家族のみなさまのご協力に感謝します。

6月のおたより

園長より

幼稚園の長い廊下の中ほどに、古びたオルガンがあります。これは歴史的価値のあるアンティークのオルガンというべきか、単に、役割を終えた廃品に近いオルガンというべきか? 前者であれば、少しお金をかけてでも復元し大切に保存しなければなりません。後者であれば、行先はいうまでもありません。
ところが、このオルガン、園児に大人気であることを知りました。旧式のペダルを踏んで、旧式の音(?)の出るオルガン。園児たちは大好きなのだそうです。このオルガン人生には第三の道もあることが分かりました。どう判断すべきなのでしょうか???

5月のおたより

園長より

桜の花が散り、幼稚園がはじまったと思ったら、雨が降ったり風が吹いたり、園児たちも雨具での登園だったかも知れません。でも、この便りが届くころには、爽やかな春の風が心地よい、新緑がまぶしい季節になっていることでしょう。
月曜の朝、お迎えに立つごとに、一人ひとりの園児に個性があることに気づきます。歩き方、笑い方、朝のご挨拶の仕方まで、みんな実に個性的です。一人ひとりがお友達と比べるでもなく、なにか自分に自信を持っている感じがします。持って生まれてきたものがすくすく育ちますように。

4月のおたより

園長より

今年は、雪は少なかったものの、寒い冬でした。それでも三月末から一挙に暖かくなって、桜の季節を迎えました。これからはさまざまな花が咲き乱れる季節。幼子たちの成長も楽しみな季節です。
新入園児のご家庭では、期待と不安が入り混じっているかも知れません。しかし、心配ご無用。新しく年長組、年中組になった園児たちも、教職員一同も、首を長くして、新しいお友達に会えるのを楽しみにしています。三月末には、教職員一同で、大掃除をして、園舎をピカピカにして、ピカピカの「光の子」を迎えます。