青山学院幼稚園からの「園だより」をお届けします。
3月のおたより
園長より
いよいよ3月、年長組は卒園の時期となりました。今年度、青山学院は140周年を迎え将来に向けて「青山ヴィジョン」を発表しました。青山学院のあるべき姿、ヴィジョンを思い浮かべつつ前進していきたいと考えています。
聖書の有名な言葉に、「幻(ヴィジョン)なき民は滅びる。」があります。学院だけでなく、会社であれ、国であれ、ヴィジョンがなければ迷走して滅んでしまいます。人生もそうでしょう。人生に気高いヴィジョンがあって、人はひたむきに前進することができます。親子がヴィジョンを共有できれば、この上ない幸せとなります。
2月のおたより
園長より
今年のお正月の話題は、箱根駅伝でもちきりでした。明るく爽やかな選手たちが箱根路を往還し、ぶっちぎりの完全優勝。最後のランナーを待つ日比谷通りの応援席では、みんな喜色満面、幸福感にあふれていました。幼稚園のみなさまも、テレビの前で、沿道で応援してくださったことと思います。ご声援ありがとうございました。
原監督が就任して11年ですが、とくに予選を突破できなかった最初の5年が大変だったことでしょう。そこで土台づくりができたからこそ今日があります。幼稚園も一人の人間の土台づくり。こころを込めて未来のランナーを育てたいものです。
1月のおたより
園長より
今年は、幼稚園長として迎えるはじめてのクリスマス。幼稚園のクリスマス・ページェントに接するのもはじめてでした。青山学院では初等部のページェントが有名ですが、わが幼稚園も名場面の連続。たくさんのお父様方も、わが子の名演にワクワク、ドキドキだったことでしょう。
そこで、石橋主事に配役はどのように決めるのですかと質問したところ、その答えは子どもたちが自主的に決めていきますとの返答。それでうまく行くとは、さすが青山学院幼稚園というべきでしょうか。ちなみに、60年以上も前に私が幼稚園でもらった役は、トナカイの足。お椀をつかって、パカパカ音を出す係でした。
12月のおたより
園長より
11月16日は、青山学院創立140周年を迎えた記念日でした。その日は日曜日だったので、前日の15日に青学講堂で記念式典が行われました。式典には「青山学院の歌」がありました。「青山学院の歌」は同じメロディに、幼稚園から大学まで各学校の歌詞がついています。幼稚園児は一番に、精一杯声を張り上げて歌いました。
来賓の皆様も、それぞれの学校の歌を聴きながら、青山学院で成長していく姿を確認することができました。若い日の自分にイメージを重ねた方もおられたでしょう。青山学院ならではの式典の一場面。これができたのも、保護者の皆様のご協力の賜物です。ありがとうございました。
11月のおたより
園長より
10月17日の140周年記念運動会は、素晴らしい好天に恵まれました。前の東京オリンピックの開会式もそうだったのですよ、とつい言ってしまいました。これはお父様、お母様もまだ生まれる前?の出来事でした。
声援を受けて走ると、いつもよりもっと早く走れる。一生懸命競い合う仲間は、もっと仲の良い仲間になれると励ましました。運動会の後で、御家族の方々からどんな金メダルが与えられたでしょうか。
誰にも準備されているのが、人生の金メダル。父なる神様の下で行える運動会は、幸せです。
10月のおたより
園長より
幼稚園の一日は朝8時半、教職員打ち合わせから始まります。讃美歌が歌われ、聖書が読まれ、御言葉の学びがあり、祈りがささげられ、その日一日の行事予定の打ち合わせ、保育に関わる情報交換が綿密になされて、園児を迎えます。 私はこの秋から、毎週、週の初めの日に、9時より園児と保護者をお迎えすることにしております。9時の開園の前には、小さな列ができます。列の先頭にはお父様と一緒の園児が立ちます。忙しいなかにもゆったりした充実した親子の時間。イクメンのお父様には、笑顔の勲章が与えられることでしょう。