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Vol.2 「幼稚園で過ごした子どもたち ~退職を前に~」
卒園後、久々に幼稚園に顔を見せた初等部高学年の二人の男の子と、その場にいない同級生の話をしました。
「あいつ、この間もちょっとしたことで泣いててさ、変なんだ」というので「でもさ、○○君は頑張ってるし、勉強出来るでしょ?」と私が問いかけると「うん、あいつはすごいよ」と何の躊躇もなく応じます。
「みんな違うけれど、みんな良いところがあるものね」と続けると、笑顔で「うん、そうだよ!」と二人が即答するので、私は本当に嬉しくなりました。
幼稚園で過ごした三年の間に(きっとその後の初等部の生活でも)、この男の子たちは友だちとたくさん喧嘩をし、お互いの心をぶつけあいながら自分とは違う友だちという存在を受け止めてきました。
そして友だちのありのままの姿の中にあるそれぞれの違いも良さも認め合ってきたのでしょう。
毎日の生活の中で、神様から愛され、守られ、一人ひとりが大切な存在であることを当たり前のように感じてきたのだと思います。
そしてまた別の日、退職する私に卒園した女の子から送られたカードには「はなればなれになっても、いっしょだからね」と書かれていました。
幼稚園で過ごす中で、聖書のお話を楽しみに聞いていた彼女の、穏やかなやさしい声が聞こえてくるようでした。過ごす場は違い、毎日会うことが出来なくても、私たちはつながっている…目に見えないものを感じ、信じることが出来る喜びと温かさを味わいました。
神様の愛をたっぷりと感じた子どもたちが幼稚園で培った信頼感は、目に見えるものとなって表れてくるものですね。
生沼 晴美






